大阪の60代女性が一人旅をするとこうなる!?

人生初、誰にも気兼ねせず旅行ができる身分に・・・

中米のんびり旅行記⑨

不安と期待が入り混じる

ってか、ほとんど不安しかないねんけど。。
今夜から4泊するホテルはちゃんとした住所がない
Google Mapにもその施設は出てこない

予約サイトの住所は「高速道路 南へ 71 km」

このホテルのウリは、食堂の真前にケツァールが好むリトル・アボカドという木があり、多くの宿泊者がその鳥を目撃していることだ

ともかく以前この国の首都であったカルタゴという街までバスで行き、そこで昼ごはんを食べながらWiFiを借りてUberタクシーを呼ぶというのが私の計画だ


サンホセは小さな街なので、バスターミナルまで歩いて行けるのがありがたい
ホテルで「必ず直行便に乗ってくださいよ」と言われているので間違えないよう注意する
バスは何と15分ごとに出ている

1時間あまりで到着する
え? めっちゃ田舎やん! ケンタッキーはあるけど栄えているのは多分この周辺だけ

さっそく飲食店を探す 10年以上前に旅したスペインでは客を呼び込むためか、店の入り口に「WiFi使えます」と書かれているところが多かった
ところが。。ですよ! 店がほとんどないのだよ
やっと見つけて入り「インターネット使えますか?」と訊くと「ごめん、うちにはありません」と言われてしまった
気を取り直して探した2軒目も年配の人が出てきて「ないね〜」と言われる

あれ?? これってマジやばくない?
私ってなんかマッチ売りの少女みたいになってきてない? 断られてばっかりで、このまま何軒も店を回っているうちに夕方になり、夜になり、強盗がやってくる。。 みたいなことにならないか !?

天気がよすぎてクソ暑いし
日本だと「恥ずかしい そんなことしたらカッコ悪い」とまず思ってしまうのに、そんな悠長なことは言っていられない 猛烈、必死になって探し回る ちなみに流しのタクシーはないよ

ついに見つかる!!

何気なく歩道に立っている看板を見ると「フリーWi-Fiエリア」と書いてあるじゃあありませんか! やったー 天の助けだ!と喜んでアクセスポイントを自分の端末で探したが出てきません 現在サービスが止まっているかなんかだろう ラテンの国あるあるだ

天の助けは借りまい、と自力で何軒目かに入った店でついに、若いボーイさんが「いいよ、僕のでテザリングさせてあげる」と言ってくれたんだ わーーーい💛 このお兄ちゃんにどうか神の祝福がありますように、と祈ってさっそく一番高い飲み物を注文した(食欲はもうとっくになくなっていたので食べ物はいらん)

結局Uberのドライバーも宿が見つけられず、電話で道を尋ねて 行ったり来たりしながらようやく到着した まぁそれだけ辺境の地にあるので鳥たちも安心して暮らしているということか。。

標高2800mの山小屋ホテル

あとでわかったんだけど、ここはUberのサービスエリア外なんだ
人生は学習だっ!!
ところで私は普段、犬を見ても可愛いと思わない ペロペロ舐めてきたりするのであまり近づきたくないくらいだ
でもこのワンちゃんは特別 知らない人が来ると吠えまくる番犬なのに、私が「よしよし」と言ったら一瞬でおとなしくなり、しっぽを振り出した
考えてみたら、もう長いこと日本語しゃべってないやん この時から私はこの犬相手に毎日ごちゃごちゃ日本語で話しかけることになったんだよね 動物が癒しってこういうことか!

ブルーノ君

私の部屋 ↑ 
日暮れ前になると居間の暖炉に火が入る ↓

夕食はリクエスト制で作ってくれる 回りにはお店とか、何にもないからね

ビール飲んでゆっくりしよー♪ 寒いけど。。